The Mikado Birdgirl in Taichung

あらすじ

王承恩、陰謀と破壊と犯罪の渦巻く現代に蘇る正義の騎士ではなく、ただの薬剤師である。
元々台北で仕事していた彼は、数年前の「大独立時代」で台湾が数多い独立国家に分裂となったことによって、故郷の「苗栗国」に送り返された。
ふるさとに帰る途中、不思議なる獣人・石虎少女のピスカと出会い、彼女とともに再開発計画を強行しようとする皇帝と対抗した。
一連の事件の後に、彼らは苗栗国から逃げ出し、承恩の「離れ離れになった妹」ーー実佳と一緒、次なる目的地ーー台中国に向かうことになる。
「宗教立国」である伝説の魔境・台中国で、今日、彼らを待ち受けるものは果たして誰か？

キャラクター

主人公王承恩が苗栗国で出会った不思議な少女。
その正体は南投國からやってきた謎の種族「獣人」の一人で、明らかな動物特徴に一派人よりもはるかに超えてる身体能力の持ち主である。
楽天的な人で、時にはぼんやりでうっかりさん。そんな彼女ですが、人間の暮らしに相当慣れてるため、南投国にいる時代で実佳にカウントされ、チームの一員となった。メイン任務は周辺国家への探察、情報の収集などであるーーが、どう見ても「生活に楽しんでいる」だけに見えなくもない。

主人公承恩のことを「お兄ちゃん」と呼んでいる少女、子供の頃からすでに彼と繋がりがある。
実はピスカと同じく南投国から来た獣人。しかし彼女とは違って、明らかな動物的な特徴を持たず、ただ身体能力が人間よりも強いことは同じだった。
ピスカの上司であって、頭脳明晰に理性的な人物である。人間のこと概ね嫌いであるが、仕事の都合で人間と接せずにいられないと分かり、故に個人的な感情をできるだけ仕事に移さないようにしている、やや冷徹になる程度ぐらいに。
こんな彼女だが、たまに失態な一面を見せることもーー特に承恩と関わってる事で。

台中国の有名な夜市で洋服の屋台をやっている女性。
承恩たちが面倒事に巻き込まれそうな時に助けの手を差し伸べた熱心な方。独特なユーモアの持ち主であり、彼女との会話で承恩はいつも弄ばれたような感じになる。
「危険の匂いが分かる」と自称しており、なんだか空気のよく読める人に見えますが…